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Side Bag 1

拠点セット/サイドバッグ1

約1.8kg

装備内容 | Equipment content

 このサイドバッグ1に格納する拠点セットは避難所などで避難生活を始めるタイミングで使用するセットになります。歯を磨いたり、身体を拭いたり、食料を温めたり、眠ったりと、喫緊の脅威から脱した際の心身のリカバリーに活用していただくためのセットです。

GEAR
※セット内容に含まれる商品のパッケージや色等に変更がある場合がございます。あらかじめご了承ください。
PICK UP!

1湯沸かし・加熱パック

水で加熱する湯沸かしパック『HOTPLUS』

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  • 発熱材を少量の水で発熱させ加熱する
  • レトルトやパックご飯缶詰など食料品の温めとして
  • 災害時の粉ミルク調乳や体拭き用ぬるま湯として
  • 温野菜やゆで卵・ボイルソーセージなどの
    簡易調理も可能

 火を使わずに湯沸かしが可能。簡易調理から調乳・体拭きまでアイデア次第で幅広く活用していただけます。湯沸かしと温めの両方ができる加熱パックは、今まであまりありませんでした。東日本大震災や阪神淡路大震災を振り返ると冬の寒い季節に発生し、多くの方々が低体温症になりました。その経験を活かして低体温症に効果のある対策はないかと考えてこのHOTPULSを採用いたしました。1セットで3回使用でき、90℃のお湯が1回で500ml計1.5ℓ沸かせます。1回の発熱には水180mlを別途使用します。

ONE POINT

「低体温症対策への応用」

 低気温時の水没や豪雨等で低体温症になる可能性を想定した場合、回復には身体の中と外から温める必要があります。暖かい食べ物や飲み物を摂ることで回復が見込めますが、それ以外にも応用による方法を参考までにご紹介いたします。(陸自隊員の中でもよく知られる体温保護方法ですが、ここから先はあくまでも自己責任でお願いいたします。当社は怪我や事故などの一切に責任は負いません。)

 本セットに同梱されている保温ポンチョと圧縮された軍手とタオルの併用が有効です。HOTPULS加熱時に熱い蒸気が出ます。室内のような閉空間であれば暖をとることも可能ですが、発熱材は石灰と水の化学反応で発熱しますので排出される蒸気には水素が含まれるようになります。換気を十分に行い火傷に注意してください。それらを踏まえ、下記の手順でスチームサウナの環境を簡易的に作り出し、緊急回避的に低体温症の緩和が見込めます。

  • ①まずは雨風をしのげる安全な場所に移動する。
  • ②圧縮タオルをほぐして水分を除去し少しでもドライな状況を作る。
  • ③軍手で末端の冷えを抑える。
  • ④HOTPLUSをセットする。
  • ⑤HOTPLUSから出た蒸気を着用したポンチョの中にこもらせて保温する。

※熱い蒸気が出ますのでやけどに注意する事。また、蒸気がポンチョやナイロン製のバッグ等に触れると溶ける恐れがありますので蒸気排出口の向きや距離は充分注意してください。

2トイレットペーパー
(緊急備蓄用)

明治10年創業の日本の老舗製紙会社イトマン株式会社が製造する緊急備蓄250mトイレットペーパー

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  • 4人家族で約1週間分のボリューム
    (男性2名女性2名で1日平均32m使用した場合)
  • 一般販売品のシングルトイレットペーパーの約2倍
  • 紙管なしタイプ
  • グリーン購入法適合商品
  • 日本製リサイクルパルプ

 東日本大震災において、避難生活時ではボリューム的に安心して使えるトイレットペーパーがとても重宝されていたという被災者の声がありました。

 トイレでの使用やティッシュペーパーの代用品としてはもちろんのこと、避難生活で水の確保が困難な状況において食器洗いの代わりにペーパーで拭き取る事も想定されます。そのことから、しっかり使えて十分な量も確保できる備蓄用トイレットペーパーを採用しました。

3ボディーシート

長期保存5年スーパーロング ウエットボディタオル

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  • 日本製
  • 耐光性、防湿性の高いアルミ蒸着フィルム使用により5年もの長期保存が可能
  • 90cm×30cmの超ロングサイズ
  • 植物性消臭剤配合
  • 厚手で丈夫な不織布

 災害時、ライフラインが止まると入浴が出来なくなります。最近ではライフラインの復旧まで自衛隊が野外浴場を開設してくれる場合がありますが(災害規模・場所にもよる)、開設してもらえるとしても、それまでの間に時間がかかる事もあります。

 最低でも数日我慢を強いられる事も想定しておく必要があります。そのような時でもシャワー後のような爽快感のある全身しっかり拭けて保存の効くロングタイプのボディタオルです。

4エアーマット

簡易エアーマット Mサイズ200㎝×60㎝

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  • 硬い床でも快適な寝心地
  • 端を丸めると枕にもなる
  • コンパクトに収納可能
  • 空気を入れるだけ
  • 男性でも使いやすいロングタイプ

 冬場の床は非常に冷たく、体温を吸い取られてしまい低体温症になる恐れがあります。エアーマットを使用することで、断熱効果により体温を確保できます。ほどよいクッション性で快適で質の良い睡眠環境を確保し、心身ともにリカバリー出来る環境を提供します。

 また、アイマスク・耳栓・寝袋と併用することにより、さらに良質な睡眠環境が確保できるセット内容です。
尚、穴が空いた場合等はEDCセットにあるアウトドアテープで応急処置をすることが出来る様にしてありますので活用してください。

(考案者検証:ポンチョやサバイバルブランケットだけだと低体温症や風邪などの体調不良を引き起こしてしまう可能性が非常に高くなりますのでしっかり断熱された睡眠環境を確保するようにしましょう。)

5緊急用寝袋

緊急用寝袋

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  • 封筒型寝袋
  • 繰り返し使用可能
  • 輻射熱作用
  • 雨風シャットアウト
  • 軽量(約128g)・小型(10×20×2.5cm)

 避難所での寝具や低体温症対策の一つとして採用しましたが、エアーマット・アイマスク・耳栓と併用することで保温効果を上げ良質な睡眠を確保できます。
 材質は、カサカサ音で近隣者の睡眠を妨げることが少ない静音タイプですので人が多く集まる避難所などでも気にせず使用できます。

ONE POINT

緊急時は単品でもビバークシェルターとしても活用できます。ビバークシェルターは、遭難時や山中で一夜を越すための緊急シェルターですが、EDCセット内のポンチョで屋根を作って雨風を防ぎ、サイドバッグ1内のHOTPLUSで暖を取る事により、生還率向上に寄与するアイテム群の一つです。

6歯ブラシ

アクアフレッシュトラベルセット

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  • オーストラリア製(歯ブラシ)・日本製(歯磨き粉)
  • グラクソ・スミスクライン社製
  • 歯ブラシキャップ付き
  • 収納ケース付き

 口内環境を良好に維持するために使い捨て式歯ブラシではなく、しっかり使えて口腔衛生環境を保持でき、世界中で40年以上愛され続けている安心のアクアフレッシュトラベルセットを採用しました。
 口内環境が悪化すると、虫歯等の他にも肺炎などの全身疾患を引き起こす原因にもなります。特に災害時はストレスによる口内環境の悪化があるものとして備えましょう。

 災害時には、歯磨きシートでも効果はありますが、より良好な環境を確保する必要があります。また貴重な水を使うことにはなりますが、全身疾患が発生してしまう方がリスクは高くなることを考慮し、あえて標準タイプの薬用歯磨きセットを採用するに至りました。
 尚、参考までにうがいは、口の中の汚れを水の勢いで浮き上がらせ、薄めて、吐き出す行為です。一度に多くの水を含んで吐き出すよりも、「少量ずつ口に含んでは吐き出す」を繰り返す方が効果的です。具体的には、1回に30mL の水でうがいするよりも、15mLの水で2回うがいする方が、薄める効果が強くなり効果的です。(日本歯科医師会/災害時の口腔ケア・歯科治療 平易な「Q&A」より )

※ペットボトルのキャップ一杯が7.5ml

(考案者検証:環境ストレスによって口内環境が悪化すると喉が腫れて発声と食事が困難になった事例があります。ストレス状況下では、口内環境起因の疾病が懸念されます。普段と違う環境の時こそこまめな口内衛生環境維持を心がけましょう。)

ONE POINT

おまけで付いてくるような小型の液体歯磨きがあると歯磨きの際の水の消費が抑えれます。入手の際には歯磨きセットと一緒に追加しておく事も有効です。

7アイマスク

軽い付け心地のポリエステル製アイマスク

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  • 非常に軽量
  • 明るい場所でも安心して休める。
  • 汚れが付きにくいポリエステル

 避難所生活において、睡眠を取りたいときであっても照明がついていたり、行き交う人々が照らす光等で安眠できないことも想定されます。そのような状況下でも良質な睡眠を確保できるようにアイマスクを採用してあります。
 エアーマット・耳栓・寝袋と併用することで快適な睡眠環境を作り上げ、良質な睡眠を確保できます。

(考案者検証:避難所と同等の状況下での睡眠時に意図しないライトの照射によって、コア睡眠から一気に目覚めてしまいました。眩しい自覚はあった上で目覚めた経緯がありますので、アイマスクの着用は非常に効果的と感じます。)※ヘルスケア睡眠アプリケーションによる実測

8耳栓

ケース付き耳栓

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  • 弾性ポリウレタン製
  • ケース付き
  • 耳の穴にピッタリはまって雑音カット!

 避難所生活などでは睡眠時間中でも様々な雑音が気になって眠りに就きにくい状況も考えられます。被災時の高ストレス環境下こそ睡眠の質を上げて回復に努めなければなりません。そのような状況下でも良質な睡眠を確保できるように装着感もソフトなポリウレタン製耳栓を採用してあります。

ONE POINT

 エアーマット・アイマスク・寝袋と併用することで快適な睡眠環境を作り上げ、良質な睡眠を確保できますので、心身のリカバリーにご活用ください。

(考案者検証:着用睡眠に切り替えた生活を送ってみると、覚醒時間が圧倒的に減少しコア睡眠時間は圧倒的に向上しました。スマホを枕元に置いて耳栓着用した状況で地震警報が鳴った時はコア睡眠状態から飛び起きることが出来たので、個人差はあるかもしれませんが、極めて有効と感じます。)※ヘルスケア睡眠アプリケーションによる実測